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どうなる2020年ジェイミージャパン。幻の“エイトネーションズ”、11月はNZ遠征に?
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph byNaoya Sanuki
posted2020/09/04 11:50
この秋の代表活動はいまだ不透明の状態。W杯後初となる代表マッチを望むファンも多いことだろう。
考えられるのは……ニュージーランド遠征?
検討できるとすれば、国境を越える移動の回数を最小限に抑えることで「行政筋」のOKを得られないかということだ。もちろん、相手国が入国許可を出してくれないことには実現しないが、許可が出ればリターンは大きい。
そこで考えられるのはニュージーランドだ。前述の通り、ニュージーランドは外国人の入国禁止措置をとっているが、11月には「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」のためオーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの各代表チームには入国許可を出す予定だ。その3カ国に入国許可が出るのなら、日本も一緒に認めてもらえる可能性があるのではないか。
虫のいい願望、というか妄想に聞こえるかもしれない。だが、それをいうならW杯で日本が8強に入ることなど妄想以外の何ものでもなかったはずだ。
実現する可能性は高くないかもしれない。それでも、その可能性を信じて準備しなければ、チャンスがきたときにつかめない。そして、もし実現しなくても準備は無駄にはならないはずだ。
ラグビー日本代表の2020年。まだ動きはありそうだ。