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週刊セパ好成績&珍記録まとめ。
打棒爆発の山川と岡本……大瀬良!?
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2020/06/30 11:00
開幕戦でプロ初本塁打を放った大瀬良大地。先週の中日戦でも、まさかの2戦連続のマルチ安打をマーク!
よく打つDeNA、11被弾の中日。
【セ・リーグ】
○チーム成績
1 DeNA6試合5勝1敗0分 率.833
打率.335 防率2.00
2 巨人6試合3勝2敗1分 率.600
打率.273 防率4.33
2 広島6試合3勝2敗1分 率.600
打率.286 防率2.89
4 ヤクルト6試合3勝3敗0分 率.500
打率.244 防率4.33
5 阪神6試合2勝4敗0分 率.333
打率.211 防率5.57
6 中日6試合1勝5敗0分 率.167
打率.265 防率5.29
DeNAが好調。37得点13失点。よく打ってしっかり抑えているから勝つのは当たり前だ。ラミレス監督は盗塁が好きではないようで、昨年12球団最少の40盗塁だったが、今年もまだ一度も成功していない(失敗は2)。
中日は12球団最多の11被本塁打。被弾によって試合を失うことが多い。
岡本和真、オースティンが安打量産。
○打撃成績
<最多安打>
12安打:岡本和真(巨)、オースティン(De)
<最多本塁打>
3本塁打:岡本和真(巨)、鈴木誠也(広)
<最多打点>
7打点:オースティン(De)、山田哲人(ヤ)
<最多盗塁>
2盗塁:山田哲人(ヤ)、増田大輝(巨)、近本光司(神)
<打率3傑(規定打席以上)>
1 オースティン(De).480
2 宮崎敏郎(De).478
3 岡本和真(巨).462
<RC(打撃総合指標)3傑>
1 岡本和真(巨)8.96
2 オースティン(De)8.53
3 宮崎敏郎(De)7.76
昨年やや足踏みした感のあった巨人・岡本和真が当たっている。長打力にはもともと定評があったが、今季は安打も増えていて、なおかつ右方向に良い当たりが出ている。右越本塁打はすでに2本。広島・鈴木誠也の前評判が高かったが、この2人は個人成績でも競り合うのではないか。
DeNAでは新外国人のオースティンが快打を連発しており、ソトも好調だ。負傷の影響も考慮されたであろうとはいえ、外国人枠の関係でロペスがスタメンを外れる事態も起きている。