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移籍金ゼロでシルバ&ペドロ獲得可!
J参戦ならぜひイニエスタと……。 

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吉田治良

吉田治良Jiro Yoshida

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posted2020/05/18 20:00

移籍金ゼロでシルバ&ペドロ獲得可!J参戦ならぜひイニエスタと……。<Number Web> photograph by Getty Images

2010年W杯を制した時のスペイン代表。イニエスタに続き、シルバ、ペドロもJ参戦となれば……泣いて喜ぶファンは多いはず!

バルサ産動き出しの達人ペドロ。

 一方のペドロは、シルバほどの繊細なテクニックこそないものの、質の高いオフ・ザ・ボールの動きと左右両足から繰り出す正確なキックがセールスポイント。彼もまた身長169cmと体格には恵まれていないが、豊富なスタミナと献身性でそのハンデをお釣りがくるほどに補っている。

 2008-09シーズン、ジョゼップ・グアルディオラによってバルサBからトップチームに引き上げられると、タレント軍団の中でじわじわと頭角を現し、いつしか右サイドのレギュラーに定着。

 メッシのゼロトップも、ペドロの飽くなきフリーランと前線からの果敢なプレスがなければ機能しなかっただろう。

 もっとも、ペドロについて特筆すべきは、大舞台での類まれな勝負強さだ。

 2009年のクラブワールドカップ決勝(対エストゥディアンテス戦)、2010-11シーズンのCL決勝(対マンチェスター・ユナイテッド)、2011-12シーズンのコパ・デル・レイ決勝(対アスレティック・ビルバオ戦)など、バルサ時代にはビッグトーナメントのファイナルでいくつものゴールを奪い、タイトル獲得に尽力した。

チェルシーでも“決勝戦の男”ぶり。

 2015年夏のチェルシー移籍後も、ハイレベルな攻守でチームにプレミアリーグとFAカップのトロフィーをもたらしたペドロは、昨シーズンのEL決勝(対アーセナル戦)でも勝利を呼び込む貴重なゴールを記録。“決勝戦の男”の面目躍如となった。

 さて、そんな2人の気になる今夏の去就だが、シルバに関しては古巣バレンシアへの復帰やミラン行きなどが噂され、ペドロにはインテル、ミラン、ローマといったセリエA勢から関心が寄せられているという。

 ただその一方で、MLS(メジャーリーグサッカー)やJリーグへの参戦もまことしやかに囁かれている。とりわけシルバには、今シーズンを最後に──CL優勝を置き土産にするのが理想だが──ヨーロッパの第一線から退く意向もあるようだ。

【次ページ】 仮に2人がJに働き場を求めるなら。

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