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「ミランが北朝鮮だったとはな!」
解任ボバンが古巣に毒を吐いた理由。
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph byGetty Images
posted2020/04/01 07:00
現役時代はミランのゲームメーカーだったボバン。ミランとのケンカ別れは当時を知るファンとしては悲しい。
クラブ愛ゆえのボバンの苦言。
イタリアの夏は6月には始まる。
用意周到なラングニックは、エリオット社との合意の中に7月1日時点で本契約が為されなかった場合のペナルティまで記載させている、ともっぱらの噂だ。
実際にミラン入りした場合、ラングニック自身はSD(スポーツ・ディレクター)職に就き、今季の残り試合の采配と結果次第ではベンチをピオリに任せる可能性もある、とも報じられている。
7月にミランのベンチにいるのが誰なのか、今は誰にもわからない。ただし、クラブを愛するがゆえに苦言を呈したボバンの言葉だけは記憶に留めておきたい。
「予算もない。トッププレーヤーもいない。なら、アイデアで勝負するしかないだろう?」