バレーボールPRESSBACK NUMBER
ドイツでの半年で変貌した川口太一。
同級生・石川祐希らに刺激も受けて。
text by
米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byYusuke Kurosawa
posted2020/03/26 19:00
昨季のフィンランドに続き、今季も海外でプレーした川口。プレーヤーとしてだけでなく、1人の人間としての視野も広げた。
自宅待機中も「問題ありません」
現在は、ヨーロッパからの帰国者に要請された14日間の自宅待機中だ。アスリートが2週間も外で練習できない状況には、相当な不安があるのではと思ったが、川口は「苦にならない」と言う。
「バレーの練習はできませんが、できないならできないで、やることはたくさんある。体を維持するためのトレーニングはもちろん、今はオンラインでスポーツ心理学や脳科学を勉強することもできます。やることはたくさんあるので、問題ありません」
どんな状況に置かれても、今の川口には“可能性”しか見えない。
「みんな違って当たり前」
そこから始まり、唯一無二のバレーボーラーへ。ドイツでのこの半年間は、川口の人生にとって大きな転機となりそうだ。