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「ああ、リバプールの一員になった」
南野拓実が移籍初戦で高ぶった瞬間。
text by
長谷部良太Ryota Hasebe
photograph byGetty Images
posted2020/01/06 15:30
デビュー戦こそ持ち味を出し切れなかった。それでも交替時の拍手、クロップ監督の抱擁は南野拓実への期待度の大きさの現れだ。
「目に見える結果が必要」
昨年10月の欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ。ザルツブルクのユニホームを着た南野は、この日と同じアンフィールドの舞台で躍動した。3-4で敗れはしたものの、1ゴール1アシストの活躍は敵将だったクロップ監督にも大きな衝撃を与え、今回の移籍につながった。
新天地での挑戦は、控え選手の立場からスタートする。それでも、あの時に輝きを放ったようなプレーを見せ続ければ、自然と序列は上がっていくだろう。実際、南野もこう語っているのだから。
「目に見える結果が必要だと思うし、早くチームが(自分に)何を求めているのかというのを理解して、それを試合の中でやって自分の良さを出していくことが必要かな」