欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
シュミットが欧州で学ぶGKの極意。
「いかに自分をうまく見せるか」
text by
林遼平Ryohei Hayashi
photograph byRyohei Hayashi
posted2020/01/06 08:00
川口能活や川島永嗣、権田修一ら海外でプレーしたGKはごくわずか。シュミット・ダニエルも欧州の地で大きく羽ばたいてほしい。
「サイズの部分では負けていない」
日本から海外へと活躍の場を広げたGKは数少ない。それでも欧州の舞台に立っている今だからこそ、日本人GKの評価、そして自分の評価を高めるためにシュミットは挑戦を続ける。
「サイズの部分では負けていないと思うし、そういうところで日本人のGKでもやれるというところを見せたい。とにかく行ったところで試合に出られるようにしないと海外でも評価されない。何より試合に出続けることが大事ですね」
大学に進学してからプロ選手となり、日本代表になって欧州にも移籍した。試行錯誤しながら順調にステップを踏んできた。
ただ、ここで終わりではない。その先に思い描く場所を考えれば、立ち止まっているわけにもいかない。
CLやW杯といった大きな目標に向かって――。シュミットは、ベルギーの地で日々鍛錬に励み、自分の力で未来を切り開く。