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プロレス大賞男オカダ・カズチカの悩み。
東京五輪に負けないプロレス人気を! 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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photograph byEssei Hara

posted2020/01/02 11:40

プロレス大賞男オカダ・カズチカの悩み。東京五輪に負けないプロレス人気を!<Number Web> photograph by Essei Hara

すでに日本プロレス史に残る結果を出しているオカダ・カズチカ。名実ともにスーパースターになるため、何をすべきか……。

受賞歴で天龍、棚橋らに並び猪木に迫る!

 MVPで受賞回数2位の天龍、武藤敬司、棚橋の4回の受賞に並び、猪木の最多6回にあと2つと迫ったオカダは「猪木さんに、あと2回ですか」と笑みを浮かべた。

 最短で2021年12月には猪木と並ぶ計算だ。

 年間最高試合でも、9回獲得しているトップの天龍にあと2つに迫った。順調にダブル受賞を続ければ、2年でMVPと最高試合の2つ記録でトップに立つことができる。

 そんなオカダに、1月4日・東京ドームでの飯伏とのIWGP防衛戦が迫っている。

 オカダは飯伏に全力で勝つ意思表示をした。過去の対戦成績はオカダの2勝1敗、ただ直近の試合は8月10日の日本武道館でのG1クライマックス公式戦で、飯伏がオカダにフォール勝ちしている。

 1月4日の防衛戦の翌5日には、オカダはもちろんIWGP王者のままインターコンチネンタル王者(ジェイ・ホワイトか内藤)とのダブルタイトル戦が待っている。

「別に2冠と言っても、ボクの中で一番輝いているのはこのIWGPのベルトなので。もう1個、ベルトが来たとしても、それはオマケになってしまうんじゃないかなと。それくらいこれを誇りに思ってやってきました。1月4日、最高の試合を見せて、1月5日はそれ乗り越えてから、それは現時点ではまだ先の大会なので。まず本当に1月4日、全てを出し切って飯伏幸太に勝ちたいと思います」

 オカダは1月4日にすべてを注ぐ、5日はそれが終わってからだというが、2試合とも負けることは許されない。

東京五輪を意識しているオカダ・カズチカ。

 昨年、ラグビーのワールドカップに刺激されたオカダは、2020年はオリンピックを十分に意識しているようだ。すでにオカダは、愛知県で五輪聖火ランナーとして走ることが決まっている。

 オカダは「オリンピックに負けないプロレス人気」をテーマに掲げた。

 1月4日も5日も、オカダにとってはその通過点に過ぎないのかもしれないが「IWGPヘビー級王者こそ、プロレスのチャンピオンの証だ」と胸を張る。

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