濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
「リングに上がるな」と言われたプロレスデビューから3年…セクシー女優を引退、ちゃんよたがボディコンテストで見せた筋肉美「凄く幸せ者です」
posted2024/10/01 11:07
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
Norihiro Hashimoto
大勝負が続く夏だった。それも、自分にしかできない大勝負だ。
新興団体PPPTOKYOに所属する女子プロレスラーのちゃんよたは、もともと“筋トレYouTuber”として活躍。その後AV出演、プロレスデビューと活動の幅を広げてきた。
プロレスラーとしては、9月でデビュー3周年。単発のゲスト参戦ではなく、それだけ続いたのは一にも二にも本気だったからだ。
8月には、初めて本格的なボディメイクのコンテスト『マッスルゲート』に出場した。17日の仙台大会、ウーマンズウェルネス部門で優勝すると、翌週24日の神奈川大会は同部門で準優勝。しっかりと結果を出している。
ボディコンテストでは2週連続入賞
ちゃんよたにとって、トレーニングで肉体を鍛えることはすべての活動の根源と言っていい。プロレスのための“補強”というだけではないのだ。昨年、休養期間を設けたのも多忙で十分なトレーニングができず、そのことから「病んで」しまったのが原因だった。
コンテスト2週連続入賞で、ちゃんよたの筋肉は客観的な審査でも評価されたと言っていい。大会と大会の間には、プロレスでも結果を出した。
『マッスルゲート』神奈川大会の前日である8月23日、ちゃんよたはEvolution新木場1stRING大会に出場している。ボディコンテストは脂肪を削る「絞り」、つまり減量が不可欠で、コンテストの前日は重要な最終調整の時間だ。
そんな時にリングで殴り合っていたのは、出場者の中でもちゃんよたくらいのものだろう。以前は「コンテストの前日とかはプロレスのオファーも断るつもりです」と言っていたのだが、Evolutionにはどうしても出たかったそうだ。
この大会で行われたのは4チーム参加のタッグトーナメント。ちゃんよたは自身のプロデュース興行でも組んだ、ZONESとのタッグ「マッスルシスターズ」で出場し、優勝を飾った。ZONESもボディコンテストに出場したことのあるトレーニー。コツコツと筋肉を鍛えてきたもの同士だから通じる気持ちがあった。
2人で大きな結果を出したい。その思いから、ちゃんよたはコンテスト前日の試合参戦を決める。しかもトーナメントだから1大会2試合だ。