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「マキちゃんには言わないで」故・ジャッキー佐藤(享年41)がマキ上田にがん闘病を“隠し続けた”真実…ビューティ・ペア解散から47年、伝説レスラーの現在
posted2026/05/28 11:02
「ビューティ・ペア」で一世を風靡した伝説のアイドルレスラー・マキ上田さんのインタビュー【最終回】
text by

伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph by
Shiro Miyake
◆◆◆
1998年9月、その電話をかけたのは、マキ上田さんのほうからだった。地元の鳥取県内で経営していたスナックの開店10周年を祝して、ビューティ・ペアを復活させるためだった。
その翌1999年8月9日、ジャッキー佐藤さんは41歳の若さで壮絶死した。胃がんだった。
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ここでは、ジャッキーさんとの最期、さらに40代後半で選んだ“フランス婚”の生き方について迫った。
ビューティ・ペア、最後の生歌唱
マキ 私のほうから、「お店の10周年記念でビューティの歌を歌いたいんだけど、来てくれる?」って連絡したら、「いいよ」っていう返事でね。
――おふたりは1979年のビューティ解散後も、テレビ番組の企画で何度か共演していますが、プライベートで会うのは珍しくないですか?
マキ あれが、初めてでしたね。そのときはもう彼女もプロレスをやってなくて、自分で考案した体操で教室を開いているっていうことで、会ったときはひと回り小さくなったというか、締まったなぁっていう印象でしたね。病気になったなんて知らないから、体操のおかげで華奢になったのかなって思ってました。
――スナックで、お客さんの前で「かけめぐる青春」をふたりで歌ったんですか?
マキ そうです。いま思えば、ビデオでも撮っときゃよかったなって思いますけど。
――結果的に、それが最後の生歌唱となりましたからね。
マキ そうなりますか。その日は彼女は近くのホテルを取ってて、翌日は温泉とかを楽しんで帰ったみたいです。私は、空港まで送りに行きましたけど。
――その翌月に、ジャッキーさんはがん告知を受けたんですよ。私事で恐縮ですが、宣告されて退院したわずか数日後に、神奈川県川崎市内で「週刊ファイト」の取材を受けてくださって。それが、ジャッキーさんが受けた最期のインタビューとなりました。11月29日に横浜アリーナで開催された全女創立30周年記念大会の殿堂入りセレモニーでは、マキさんの横にジャッキーさんが立ちましたね。
マキ あの日は、懐かしいメンバーがそろいましたね。そんななかでもやっぱり彼女は、昔からキャッキャするタイプではないので、みんなが「久しぶりっ!」とはしゃいでても、その輪の中にはいなかった気がする。私は池下(ユミ)なんかと、「いまどうしてんの?」って言ってたけど、彼女は影が薄かったですね。
――ジャッキーさんはあの日、途中でお帰りになられて。
マキ うん。たぶんそうだったと思います。会ったのは、あの日が最後になりました。

