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“泳いでいるFW”ミュラーを中盤起用。
バイエルン暫定監督の丁寧な仕事。
text by
中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byUniphoto Press
posted2019/11/22 19:00
この時期の監督交代は計算外だっただろう。しかしタイトル獲得を義務付けられたバイエルンにとっては停滞は許されない。
チアゴとコウチーニョはどうなる?
バイエルンは、CLオリンピアコス戦と合わせてわずか2試合で調子を取り戻した。
この2試合でポジションを失ったチアゴとコウチーニョはどうなる? トリソは? エースのレバンドフスキが抑えられたときの次善策は? CLで上位に進出できるだけのチーム力はあるのか?
それだけに首脳陣はフリックでの可能性を探りながら、アヤックスのテンハーフ、パリSGのトゥヘルなど最適な後任監督候補もリストアップしている。グアルディオラの復帰も噂されているが、代理人によると来夏移籍の可能性はないという。
クラブが求めるのは調子を戻すだけでなく、そこから先の成長だ。バイエルンはドイツの盟主として、ヨーロッパでトップレベルのクラブと対等以上に戦っていくための希望を見出さなければならない。