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岡崎慎司、今は周囲に合わせない。
スペイン2部で再びストライカーに。
text by
寺野典子Noriko Terano
photograph byAFLO
posted2019/11/16 11:50
スペイン2部で岡崎慎司はストライカーの本能を取り戻そうとしている。周囲に合わせるスタイルとは一度お別れだ。
岡崎の目標は1部でプレーすること。
そのプライドに似たものを岡崎も抱いているはずだ。周囲と同じレベルのプレーをしていてはいけない。今の場所で普通では、上へ行って戦えなくなる。
目指すのは2部から抜け出し1部でプレーすること。そのためにもウエスカの再昇格を実現することが一番だ。
「英語を話す選手が多かったマラガと違い、ウエスカの選手は英語を話す選手が少ない。僕のスペイン語もまだまだ全然ダメなので。そういう外国人選手がチームで居心地よく過ごすには、結果を残すしかないから」
今季は得点数も失点数も少なかったウエスカだが、最近では攻撃の形が整い、チャンスを数多く演出できるようになってもいる。そして、岡崎の裏への突破が、攻撃のスイッチを入れるケースも増えている。
VAR問題はどうしようもないからこそ、ゴールネットを揺らし続けるしかないだろう。