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西澤健太は新人記録を塗り替える?
新エースを突き動かすエスパルス愛。
text by
望月文夫Fumio Mochizuki
photograph byJ.LEAGUE
posted2019/10/11 11:00
第28節終了時点で7得点。あと1ゴールで藤本淳吾(京都)がマークしたルーキーイヤーのクラブ最多得点記録に並ぶ。
「目の前の1試合、日々の練習」
その活躍の先には大きな目標もあるのだろうか。
「日本代表? 海外移籍? そんな先まで考えてないですよ。目の前の1試合、日々の練習のことを考えるのが精いっぱい。いまは目の前にあるチャンスをひとつでも掴めるようにしたい。試合に出続けること、そして結果を残すこと、そのために毎日を過ごすことが大事だと思っています」
リーグ戦は残り6試合。チームはまだ残留争いもあり得る状況だが、あるベテラン選手は自信を持ってこう言った。
「うちにはドウグラスという武器がある。そこへ西澤という追い風が加わった。2人の影響でチーム全体がさらに底上げされるはずですよ」
明るくポジティブ、そして勝負強さを備えたルーキーが、シーズン終盤のエスパルスを引っ張っている。