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浦和、ACLアウェイで貴重な2-2。
槙野「難しい」、興梠「出来すぎ」。
text by
寺野典子Noriko Terano
photograph byAFLO
posted2019/08/28 15:00
興梠慎三の2点目は、大きな大きなアウェイゴールでもあった。ホームでの第2戦、声援を力にすることができるか。
第2戦、勝負はディテールで決まる。
サッカーは相手あってのスポーツだ。
ゲームプランはプランでしかなく、重要なのは今現場で起きていることを選手個々が把握し、チームとしてそれに対処できるか、ということだ。戦前の予想や分析、セオリーだけで勝負の行方は決まらない。それがサッカーというスポーツの難しさであり、面白さでもある。
2-2というスコアが浦和にとって、有利なことは変わらない。しかし、その有利さが危険と表裏一体なのだとすれば……第1戦の結果が第2戦でどんな意味を持つのかは、まったく未知数だと考えるべきだろう。
「細かいことで試合が決まる」
試合前日会見で、上海上港のヴィトール・ペレイラ監督が語っていたが、第2戦はディテールにいかにこだわれるか、そんな対応力が試される試合になりそうだ。