ファイターズ広報、記す。BACK NUMBER
プロ野球広報のある1日。勝っても
負けても、静かで平穏が最良の仕事。
text by

高山通史Michifumi Takayama
photograph byKyodo News
posted2019/06/26 12:00

注目のドラフト1位ルーキー吉田輝星の一軍デビューについて、報道陣への囲み取材を設定する。広報の重要な仕事のひとつだ。
広報が平穏か否かがバロメーター。
試合展開や勝敗、選手の活躍次第で、ファイターズの一員なので心は動く。一喜一憂もある。それでも、今シーズンは昨年よりも、楽しく、心強く、静かに試合を見ることができている。
平穏に業務を遂行している。持論ではあるが、その平穏か否かがバロメーターであると考える。
一般社会でも似通ったケースはあるだろうが、企業や組織の広報が多忙となり、また前面に立つ、または目立つ場合は、深刻なトラブルなどが発生し、その対応をしていることが多い。プロ野球界もニアリーイコールであると思う。
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今シーズンは羅列した小さな業務を繰り返し、毎日を過ごしている。
少し謎めいた職業と言われることが多い球団広報。平穏であることが、最良の仕事であり、ファイターズとして最良の流れでもあると考えている。
ポジティブなトピックにあふれて多忙になることを願う夏、そして秋を、静かに待っているのである。
