SCORE CARDBACK NUMBER
ある投手の“塩コショウ”が
阿部慎之助の成長を促した。
~18番が粘り強く伝えたこと~
posted2019/06/25 15:00
写真は2014年。この年に捕手として4度目のゴールデン・グラブ賞。翌年から一塁手としての出場が増えた。
text by

石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Nanae Suzuki
40歳の阿部慎之助が通算400号のホームランを打った。キャッチャーとしては野村克也、田淵幸一に次ぐ史上3人目の快挙である。しかもジャイアンツで400号を打ったのは王貞治、長嶋茂雄と阿部の3人だけ。つまり21世紀になってからのジャイアンツは、“4番”と“キャッチャー”を同時に手に入れることができたというわけだ。
しかし阿部はプロ入り早々、キャッチャーとしてのカベにぶつかっていた。構えが高い、キャッチングが下手、リードは単調……プロ1年目の2001年は投手陣が壊滅し、V逸の責任は阿部のリードにあるとも囁かれた。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り: 650文字
NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。
