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コパ初戦のチリはDFの速さが不足?
中島翔哉、久保建英なら攻略は可能。
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byGetty Images
posted2019/06/17 11:45
サンチェス、ビダルというワールドクラスは脅威だ。ただそれとともにチリ最終ラインの面々は不安を残している。
最終ラインはスピード勝負に弱い?
日本戦で先発が予想されるメンバーには30代の選手が6人もおり、平均年齢が30.5歳と極めて高い。
すでにクラブと代表で実績を残したベテランが多く、彼らの経験はチームにとって大きな財産だ。ビダルとサンチェスには、違いを作り出す能力がある。
その一方で、最終ラインはサイドバックのジャン・ボーセジュール(ウニベルシダ・デ・チレ)が35歳、センターバックのメデルが31歳で、スピードの衰えが著しい。長身DFマリパンも体が重く、俊敏さとテクニックを備えた選手の対応を苦手とする。
日本代表の中島翔哉(アル・ドゥハイル)、久保建英(レアル・マドリー)らスピードと技術に絶対の自信を持つ若いアタッカーがチリ守備陣を攻略するのは十分に可能だ。