ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
新日本MSG大会に現地ファン総立ち。
オカダの姿がホーガンとダブった!
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph byNEW JAPAN PRO-WRESTLING
posted2019/04/09 17:30
MSGでも抜群の存在感を発揮したオカダ・カズチカ。現地の観客もレインメーカーポーズで応えた。
蘇ったホーガンの姿。
現在のWWEが栄華を極めるプロレス界は、'85年3月31日にMSGで行われた第1回「レッスルマニア」でメインを締めたハルク・ホーガンの大ブレイクから始まっていると言われているが、この日、同じMSGで大観衆を魅了したオカダの姿が、当時のホーガンとダブったと言ったら言い過ぎだろうか。
いや、筆者にそう思わせるだけの輝きと存在感が、この日のオカダにはあったのだ。
1985年3月31日が伝説の1日であると同じように、2019年4月6日もきっとのちに、伝説の1日として振り返られることだろう。
明けて4月7日には、WWEが桁違いのスーパーイベント「レッスルマニア35」をメットライフ・スタジアムで開催。5月25日にはケニー・オメガ、Cody、ヤングバックスらを擁する注目の新団体AEW(オール・エリート・レスリング)も、ラスベガスの大会場、MGMグランド・ガーデンアリーナで開催。
WWE、新日本プロレス、AEWという世界3大団体の競い合いは、プロレスをさらに世界的なムーブメントとする可能性を大いに秘めている。そんな“NEW ERA”が、いままさに始まったところなのだ。