気負わずに信頼を積み重ねる。

　究極のエース像は、「（2013年に）24連勝した時のマー君（田中将大）」だと言う。そんな山岡が、金子と西が抜けたからといって繰り上がりでエースと呼ばれることなど納得しないだろう。

 “信頼”の積み重ねなくしてエースは生まれない。それを1試合1試合、重ねていく。

　とはいえ、山岡には「エースにならなければ」というような気負いは似合わないし、そんな気負いはないと言う。

　遊び感覚で駆け引きをしながら、ある意味、相手をおちょくりながら投げるぐらいがちょうどいい。

　オリックスは開幕戦7連敗中。だがそれも山岡は、「むしろ気持ちが楽」というぐらいに捉えて、伸びやかなピッチングを見せてくれるのではないだろうか。