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オリ山岡、新球フォークを解禁。
究極のエースは「24連勝のマー君」。 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byKyodo News

posted2019/03/22 10:00

オリ山岡、新球フォークを解禁。究極のエースは「24連勝のマー君」。<Number Web> photograph by Kyodo News

今季副キャプテンを務める山岡。開幕に向け、順調な仕上がりを見せている。

初の侍ジャパンでも好投。

 初めての開幕投手にも山岡は、プレッシャーは感じないと言う。「プレッシャーってなんなんですかね。逆に教えてほしいです。感じたことがないので」と言ってのける。

 3月9、10日に行われた日本代表対メキシコ代表の強化試合では、初めて侍ジャパンの一員としてマウンドに立ったが、そこでもプレッシャーとは無縁だったと言う。

 心なしか表情は硬いようにも見えたが、躍動感のあるフォームから伸びのあるボールを投げ込み、2回1安打無失点と結果を残した。

こいつなら勝てるというエース像。

 一方で、こだわるもの。“エース”については、「それは周りが決めることですが」と前置きした上で、こう語った。

「エースには、なりたいですよ、やっぱり。ピッチャーをやっている限りはみんな、なれるんだったらなりたいというのは絶対にあるんじゃないですか。先発投手としては、エースと呼ばれるような人を目指すものだと思う」

 山岡に何か質問した時には、たいてい予想外の答えや、独特の言い回しが返ってくるのだが、この時は珍しく普通の答えが返ってきた。それが逆に、思いの強さを感じさせた。

 山岡の思い描くエース像は、「こいつやったら勝てる」と周りの選手や首脳陣、ファン、すべてにそう思わせられる投手だと言う。

「ファンが、『こいつだったら勝てるから、見にいこうか』と思うようなね。これまで感じたのは、やっぱりエースというのは、周りの雰囲気が違うなということ。その人が投げる試合の、野手の雰囲気だったり……。少なからず、それ以外の試合とは違うなと感じました。どう違うかと聞かれても、それは口では説明できないんですけど」

【次ページ】 気負わずに信頼を積み重ねる。

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