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八村、渡邊不在もW杯予選6連勝。
比江島慎が豪州で得た逞しさとは。
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byItaru Chiba
posted2018/12/06 07:30
比江島慎はカザフスタン戦で3ポイントシュートを決めるなど、チームを勢いづかせた。
「行って後悔はしていない」
ホームのブリスベンでの試合には日本から来てくれたファンに対し、比江島は「わざわざ来てもらって試合に出られないのが申し訳ない。だから全力でサインをしています」と礼節を忘れない。
今回のカタール戦、カザフスタン戦は「どんどんシュートを打って点を取って、もう一度自信をつけてオーストラリアに帰りたい」と話していた彼にとって、十分に手応えをつかめた試合になったはずだ。
今後はワールドカップ予選Window6として、来年2月21日にイラン、同24日にカタールとのアウェイ連戦が待っている。オーストラリアでのプレータイムを増やすことがWindow6でのカギとなる。
「行って後悔はしていないですし、行ってみないとわからないこともあります。全然マイナスにはとらえていません」
比江島の目の輝きは増している。