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池上さん風に代表メンバーを解説。
選手はともかく、実はコーチ不足? 

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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posted2018/11/08 13:00

池上さん風に代表メンバーを解説。選手はともかく、実はコーチ不足?<Number Web> photograph by AFLO

鈴木優磨は、今のJリーグでも屈指の「ゴールの気配がするFW」だろう。

コーチの数がさすがに足りない?

質問(3)「今回はA代表とU-21代表の強化日程が重なり、森保監督はU-21代表の指揮を横内昭展コーチに任せる形になりました。このコーチ陣のやりくりも注目されましたが、今後も同様の問題が起こると思うのですが、いかが考えますか」

 いい質問ですね(一度は言わせてください)。今回、U-21代表は森保監督の“右腕”である横内コーチが監督代行を務め、和田一郎コーチもここに入ります。そして2人のコーチが抜けることによって、A代表にはU-16代表の齊藤俊秀コーチ、U-19代表の秋葉忠宏コーチが組み込まれました。

 森保監督は「我々(A代表)がやっていることを各アンダー世代のコーチに経験してもらい、影山ジャパン、森山ジャパンに戻ったときにいろいろな部分で共通認識を持てれば」というプラス思考で捉えています。確かにA代表からアンダー世代まで、共通認識を持って同じようなスタイルで戦っていくことは望ましいし、その意味でカテゴリーの枠を超えたコーチの有効活用は新しい試みだと言えます。

 しかし筆者個人の意見としては、A代表にGKコーチ、フィジカルコーチ以外に専属コーチがいないというのは違和感が残ります。コーチは監督と選手の“橋渡し役”を担うわけであり、2つの代表の日程が重なるたびに体制が変わってしまうことがいいことかどうか。ここは今回のことを、しっかりと検証する必要があるでしょうが、やはりコーチの人員を増やすことを考えたほうがいいとは思います。

 勢いをつけて、アジアカップに入っていけるかどうか。

 甲斐キャノン→カイキャノン→サカイキャノン。

 山中キャノンもいいが、逆サイドの「酒井宏樹キャノン」にも期待したいと思います。

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