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NBA歴代最強の3ポイントシューター、
レイ・アレンが教えてくれた極意。
text by
青木美帆Miho Awokie
photograph byWataru Sato
posted2018/10/22 10:30
3人制バスケのイベントに参加したレイ・アレン。次の来日ではゴルフや、ゆっくり観光してみたいとも。
現役選手に向けた戒めとは。
世界のバスケットボールの戦術トレンドは目まぐるしく変化している。こと3ポイントに関して言えば、その重要性は増す一方だ。
ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が2012-13シーズンにレイの上記記録を破り、スパーズは美しいコンビネーションから3ポイントを打つスタイルで2013-14シーズンの覇者となった。
佐々木クリス(Bリーグアナリスト)いわく、ヒューストン・ロケッツは昨季、NBA史上初めて3ポイントの試投数が2ポイントのそれを上回ったという。今季メンフィス・グリズリーズと2way契約を結んだ渡邊雄太もそうであるように、ビッグマンが3ポイントを武器とすることももはや当たり前になってきている。
往年の名シューターはこうした傾向を歓迎しつつも、現役選手たちへの戒めを忘れない。
「3ポイントはゲームをエキサイティングなものにする。私自身それを見るのが好きだし、多くの選手が高いシュート能力を持っていればファンも楽しいだろう。ただその一方、あまりに多くスリーを打ち、成功率が低いというのは見たくないもの。素晴らしい武器として使用するための線引きをしっかりとする必要がある」
日本時間の10月17日、NBAが開幕した。Bリーグも10月19日時点で第3節までが終了している。
3ポイント、そしてシューターという切り口から、熱戦を楽しんでみてはいかがだろうか。