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和製ロナウド矢野隼人の引退後10年。
自らの挫折を伝えるS級指導者に。 

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海江田哲朗

海江田哲朗Tetsuro Kaieda

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photograph byTetsuro Kaieda

posted2018/10/03 07:00

和製ロナウド矢野隼人の引退後10年。自らの挫折を伝えるS級指導者に。<Number Web> photograph by Tetsuro Kaieda

帝京高、ヴェルディで大きな注目を集めた矢野隼人。彼は今、育成年代の指導者としてキャリアを積んでいる。

おれの夢をおまえが叶えてくれ。

 今年、矢野はS級指導者ライセンスを取得。ナショナルトレセンの東海地区を受け持ち、インストラクターも務めるなど、キャリアの厚みを増している。

「僕は指導者になってからさまざまな出会いに恵まれました。以前は局面しか見えず、選手に伝えられるアドバイスが限られていましたが、いまは全体に目を行き届かせられるようになった。

 自分たちのやりたいことだけを追求していたのが、相手の出方を見て柔軟に変えていけるようになったのも変化のひとつだと感じます。今後、指導者として成長していけるように、キャパシティをさらに広げていきたい」

 刈谷JYは1学年40名、計120名の選手を抱える大所帯である。ネットから和製ロナウドの動画を持ち出してくる教え子には、「やめろやめろ、もう恥ずかしいなあ」と矢野は笑い飛ばすのだそうだ。

「おれの夢を、おまえが叶えてくれよ」

 そう言って思いを託し、矢野は山田を送り出した。はたして、この次世代へのバトンリレーはどのように実を結ぶのか。ふたりのゴールが生まれる瞬間が待ち遠しい。

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