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長谷部フランクフルトがカップ戦で
“ジャイキリ”を食らい漂う暗雲。 

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島崎英純

島崎英純Hidezumi Shimazaki

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photograph byGetty Images

posted2018/08/24 11:30

長谷部フランクフルトがカップ戦で“ジャイキリ”を食らい漂う暗雲。<Number Web> photograph by Getty Images

長谷部らを起用しながらのカップ戦初戦敗退。フランクフルトはいきなりつまづいてしまった。

フランクフルト地元紙の失望感。

 さすがに、浅野選手のスピードに相手選手はついて来られません。またハノーファーの選手たちは地元出身のFWニクラス・フュルクルクのポストワークに頼るだけではなく、浅野選手のスペースへの抜け出しに反応してビシバシとパスを通しています。浅野選手が確実に信頼を得られているのを確認しました。

 フランクフルトとウルムのゲームではあれだけ冷や汗をかいたのに、カールスルーエとハノーファーは力の差が歴然。結局、浅野選手の1得点を含め、ハノーファーが6得点のゴールラッシュで地元クラブを粉砕しました。隣に座っていたおじさん、フランクフルトのおじいさんとは別の意味で、苦笑いを浮かべています。

「君は何しに来たの? ダイキ(山田大記選手のこと)はいないよ」と言われ、「いや、ハノーファーにアサノがいるので」と言おうとして思い留まって、「何度負けても、またここに来ますよ」なんて本心でもないことを言ってその場を取り繕いました。だって僕が観戦していたのはバリバリのサポーターが集うブロックだったのです。

 今季のDFBポカール1回戦はフランクフルトに加え、同じく1部のシュツットガルトも3部のハンザ・ロストックに敗れました。ドルトムント、ライプツィヒ、フライブルク、アウクスブルク、ヘルタ・ベルリンも辛勝で、一発勝負のカップ戦はやはり何が起こるか分かりません。

 ちなみに、フランクフルトが敗戦した翌日の地元紙は一様に『なにやっとんねん!』のオンパレード。「ブラック・サタデー」の見出しに、文章には失望、落胆、幻滅といったネガティブな言葉が綴られていました。

 ニコ・コバチ監督をバイエルンに引き抜かれ、オーストリア人のアドルフ・ヒュッター監督が就任した今季のフランクフルト。早くも暗雲が漂っています。

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