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サンウルブズ、今季最終戦を前に――。
流大「僕らは絶対に勝てるようになる」
posted2018/07/12 10:30
text by
近藤篤Atsushi Kondo
photograph by
Atsushi Kondo
これまで3勝12敗――。スーパーラグビー挑戦3年目ながら、シビアな数字を突きつけられているサンウルブズ。今季も残すは7月13日のレッズ戦のみとなった。チームのオフィシャルカメラマンを務める近藤篤氏に、ヴィリー・ブリッツとともに共同キャプテンを務める流大(ながれ・ゆたか)が、今季の回想とサンウルブズの可能性について語った。
流(以下略)「今シーズンを振り返ると、本当にあっという間でしたね。いや、でも、長かったなあっていう感覚もあります(笑)。とにかく、レッズ戦の1勝(5月12日、秩父宮にて。それまでチームは9連敗)までがひたすら長かったです」
――初めてのプロ生活?
「そうです。サントリーでは社員契約で、僕は営業部に所属しています。
まず午前中は出社して内勤、午後は量販店のお得意さんを回って、営業トークをしたり、会社の商品をより目立つところに置いてもらったりしています(笑)。
それがサンウルブズの活動が始まってからは、朝から晩までひたすらラグビーに集中できました」
――同時に、サンウルブズのキャプテンも任されました。
「そこに関しては、キャプテンであるなしにかかわらず、勝てない時間の中でいろいろな葛藤もありましたね。
1月の終わりに別府で合宿をスタートして、その合宿で自衛隊の訓練にまで参加して、そこでボコスカにされて(笑)。何部練なのかもわからないくらい練習もした。
明らかに積み上げて来られている、着実にチームは成長しているなって感じられる、でもなぜか勝てない、そこがかなりきつかったです」