プレミアリーグの時間BACK NUMBER
イングランドのW杯が久々に熱い!
PK戦の呪いを解く8強で英雄扱い。
text by
山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byGetty Imges
posted2018/07/07 07:00
進撃のイングランドを率いるガレス・サウスゲイト監督。スーツの着こなしなども注目を浴びる敏腕指揮官だ。
ロンドン市内にもイングランド国旗が。
余談だが、準々決勝進出が決まった直後、筆者の携帯には、W杯の夏をロンドンに残って過ごしているイングランド人ライターから、「より歴史的ビッグゲーム」のテレビ観戦招待メールが届いた。
コロンビア戦の会場がアウェイゲーム同然の雰囲気だったこともあり、「椅子はIKEA製かもしれないが、その他はスウェーデン色のない完全ホームの環境で!」とのジョークまで添えられていた。
ロシア大会も残り1週間。
予報によると、イングランドは42年ぶりの長さで夏日が続くと見られている。
国民は、52年ぶりのW杯優勝を夢見ている。
ロンドン市内では、イングランドの国旗をはためかせて走る車が目に見えて増えてきた。結果的にW杯優勝トロフィーは母国には帰って来ないのかもしれない。それでも、以前とは違って明るいムードの夏は続くだろう。
すでに成果を見せている“ヤング・ライオンズ”は、国民が誇りに思える、いっぱしの“スリー・ライオンズ”としてロシアから戻って来るのだから。