沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
宝塚記念はステイゴールドが強い!
パフォーマプロミスに期待する理由。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2018/06/23 07:00
綺麗な鹿毛に端正な顔立ちのパフォーマプロミス。ステイゴールド譲りの大器晩成をここで見せるか。
宝塚記念にもステイゴールド産駒が1頭。
今週の第59回宝塚記念(6月24日、阪神芝内回り2200m、3歳以上GI)にも、ステイゴールドの産駒が出走してくる。
パフォーマプロミス(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)である。
体質が弱かったため、デビューは3歳9月のいわゆる「スーパー未勝利戦」と遅かったが、大事に使われ、ここに来て本格化した。
昨年暮れに準オープンのグレイトフルステークスを勝つと、今年の年明け初戦となった日経新春杯で重賞初制覇。4カ月半ぶりの実戦となった前走の目黒記念では、すっと好位につけて最後まで伸び切り、コンマ1秒差の3着に来た。
休み明けをひと叩きした上積みは大きい。また、父ばかりでなく、伯母のシルクプリマドンナも稍重のオークスを勝っているなど、血統的に、この時期の荒れた馬場は苦にしないどころか歓迎だろう。
青い帽子の「ワールドカップ馬券」。
管理する藤原調教師は、今年6月17日終了時で37勝とダントツのリーディング。勝率2割6分1厘、3着内率5割7分という驚異的な数字を残している。そして、戸崎圭太とのコンビでは、エポカドーロで今年の皐月賞を勝ち、ダービーで僅差の2着、アエロリットで安田記念2着のほか、かつてはストレイトガールでヴィクトリアマイルを連覇し、スプリンターズステークスを勝つなど、ここ一番での強さが目立つ。
遅れてきた大物、パフォーマプロミスが、GI初挑戦で初勝利というシーンは十分にあり得る。
◎パフォーマプロミス
○ダンビュライト
▲サトノクラウン
△ワーザー
×サトノダイヤモンド
注ヴィブロス
◎と○は騎手が青い帽子を被る4枠に入ったので、この1、2着で決まれば、サムライブルーの「ワールドカップ馬券」になる。
宝塚記念を的中させ、気分よくサッカーのセネガル戦を迎えたいものだ。