ロシアW杯PRESSBACK NUMBER
イングランドはプレミアの二線級?
若い力でW杯8強なら上出来か。
text by
粕谷秀樹Hideki Kasuya
photograph byGetty Images
posted2018/06/17 17:00
イングランドの将来を担うデル・アリ(右)とダイアー。今回のW杯は長期的スパンを見据えた上での戦いとなる。
明確な戦略・戦術を構築できていない。
そして個のクオリティではブラジル、ドイツ、フランス、スペインに劣り、なによりもサウスゲイトが指揮官としての場数が少なく、これといった戦略・戦術を構築できないまま開幕を迎えてしまった。
ワールドカップという特別すぎる舞台でうまく立ち回れるのだろうか。チームとしての対応力に、大きな大きな疑問符がつく。
ベルギー、パナマ、チュニジアと同じ組に入ったグループステージは勝ち抜けるだろう。コロンビア、セネガル、もしくはポーランドとの対戦が予想される決勝トーナメント1回戦も、突破できる公算が大きい。
ただ、戦略・戦術の完成度が低く、経験不足で、個のクオリティも高くないのだから、おのずと限界は見えてくる。ロシアワールドカップのイングランドは、ベスト8に進出できれば上出来だ。