まだまだ分からない、渡邊に対するNBAチームの評価。

　NBAチームからの渡邊に対する評価は現状では未知数だ。

　渡邊によると、5月29日のプロデーでいいプレーができたこともあり、多くのチームから興味を持ってもらえたというので、個別チームのワークアウトも増えそうだ。6月2日からイタリアのトレヴィーゾで行われるアメリカ国外出身のドラフト候補選手を集めたNBAグローバルキャンプに行くことも確定している。

　評価は流動的だが、現状ではドラフト指名される可能性はそれほど高くないと、渡邊もスミスも予想している。それでも、まずはNBAにこだわりたいというのが、渡邊がスミスとの面談で真っ先に伝えたことだった。

「NBAが目標だということと、今は帰国して日本のチームに入ってプレーすることは一切考えていないということを最初に伝えました。僕が言う前に、彼もそのことは理解してくれていたんですけれど」と渡邊。

「NBAに入るために一番いい道は何なのか？」

　スミスも、ドラフト指名されなかった場合は、最終的にNBAにたどり着くためにどういった道が一番いいのかということを渡邊と相談し、進路を決めていくと言う。

「ドラフトが終わった後に、（指名されなかった場合は）彼にとってNBAに入るために一番いい道は何なのかということを検討していきます。今年すぐにというわけではないかもしれない。2年後ぐらいかもしれない。それまでヨーロッパなのかGリーグなのか、どこでプレーすることができて、どこでプレーすることによって究極の目標であるNBAでのプレーにたどり着くことができるかを考えて決めます」

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