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オリヴェイラの練習は湘南よりキツイ。
闘う集団、レッズが走り始めた。
text by
塚越始Hajime Tsukakoshi
photograph byJ.LEAGUE
posted2018/05/15 11:30
「勝つ監督」というイメージが強いオリヴェイラ監督が浦和で始動した。ここからどんな影響が出てくるのだろうか。
オンとオフの切り替えが間断なく。
そのようにメリハリの大切さを語るオリヴェイラ監督自身は、走ることでリフレッシュするそうだ。
「長年この仕事に携わりプレッシャーと共生することには慣れている。ただ、どこかでリズムをあえて壊すことで、それを軽減することもできると思っています」
その日、全体のメニューを終えたオリヴェイラ監督が、羽生直行通訳やウェイリントンフィジカルコーチと話しながら颯爽とランニングをしていた。気付けば1時間。指揮官は練習のときとは異なる柔和な表情を浮かべていた。
そういえば、練習中に選手たちから笑顔が減った気がする。おそらく、いい意味で。限られた1日の練習の時間でも、オンとオフの切り替えが間断なく要求されている。
オリヴェイラ監督のもと、人よりひと汗多く。闘う集団、浦和が走り始めた。