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東京五輪のナインが見えてきた!
2年後が楽しみになった侍J強化試合。

posted2018/03/06 11:00

 
東京五輪のナインが見えてきた!2年後が楽しみになった侍J強化試合。<Number Web> photograph by Kyodo News

第2戦で活躍した22歳の上林。“稲葉2世”の呼び名の通り、勝負強い打撃を見せてくれた。

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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Kyodo News

 ナゴヤドームが満員のお客さんで埋まった。

 稲葉篤紀監督就任後、初めてのフル代表での強化試合。1月には筒香嘉智外野手(DeNA)や柳田悠岐外野手(ソフトバンク)ら主力となる一部メンバーを先行発表してチケットの売り上げ増を図ったが、そんな必要もなかったという。

「チケットを売り出した直後から売れ行きは好調で、一部メンバーの事前発表をする前にすでにかなりの売り上げがあった。最終的には完売になりましたし、京セラドームも一部外野席が当日売りになりましたが、それでもほぼ完売に近い売れ行きでした」(NPBエンタープライズ関係者)

 中日の低迷でここのところついぞスタンドが一杯になるところは見たことがなかったナゴヤドームが満員札止めとなり、京セラドームもファンで膨れ上がった。

 曲がりなりにも侍ジャパンが商売として、成り立ち始めているというのが、球界にとっての今回の強化試合の一番のニュースだったかもしれない。

 その満員のファンの中での豪州相手の2試合。フル代表とはとても言えない相手だけに、格の違いははっきりしていた。

千賀、筒香ら投打の主役は揺るがない。

 第1戦は千賀滉大投手(ソフトバンク)がいきなり6連続三振でスタンドを沸かせ、その後も今永昇太(DeNA)、東浜巨(ソフトバンク)、田島慎二(中日)、岩嵜翔(ソフトバンク)、山崎康晃(DeNA)と6人の投手で16個の三振を奪っての完封劇。

 打線も6回に秋山翔吾外野手(西武)の四球と送りバントの1死二塁から3番・柳田の中前タイムリー、4番・筒香の右越え二塁打と主軸打者の期待通りの活躍で2点を奪っての勝利だった。

 一方の第2戦は柳田、筒香、浅村栄斗内野手(西武)のクリーンアップは無安打だったが、2番に抜擢された松本剛外野手(日本ハム)が2安打3打点、9番の今宮健太内野手(ソフトバンク)や昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップから続けて招集された上林誠知(ソフトバンク)がマルチの2安打と活躍。

 投手陣でも昨年に続いての招集となった堀瑞輝(日本ハム)と石崎剛(阪神)に初招集の高梨雄平(楽天)、がそれぞれ無失点ピッチングを見せている。

【次ページ】 いかに伸びしろのある若手を見出すか?

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