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米大学に207cmの日本人バスケ選手!
渡辺飛勇は東京五輪代表を目指す。
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byYoko Miyaji
posted2018/01/16 08:00
渡辺とポートランド大のチームメイトのディアバテ(マリ国籍)。ふたりが東京五輪で戦うシーンを是非観てみたい!
「JBAから連絡をもらったことはとても名誉なこと」
大学での目標はバスケットボールだけではない。勉強面ではファイナンスの学位を取りたいという。親戚が株のブローカーということもあり、すでに自分のポートフォリオを持っているのだという。
「高校シニア(最終学年)の最後に、お金を集めて投資しようと決断した。自分のポートフォリオを持っていて、5つの会社に投資しているんだ。僕の株ブローカーでもあるおじさんが色々と教えてくれた」
バスケットボールの目標の先には東京 2020オリンピック大会もある。日本代表のフリオ・ラマス・ヘッドコーチもすでに渡辺を視察しており、代表候補として招集することも考えているという。(※編注 2018年1月9日代表候補選出リスト入り)渡辺も、ぜひ日本代表としてプレーしたいと意気込みを語る。
「JBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)から連絡をもらったことはとても名誉なことだった。日本バスケットボール協会の視野に入り、連絡をくれたというだけでも特別なことだった。日本は次のオリンピック開催国だし、これまで僕のプレーを見たことがない日本の家族、親戚の前でプレーできたら、それは特別なことだし、すごくクールだよね」
日本代表にとっても、突然目の前に現れた19歳の長身選手。素直で練習熱心な彼の今後の成長が楽しみだ。
(『宮地陽子のGO FOR 2020 ~海外日本人選手奮闘記~』より(c)B.MARKETING)