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「柏のブラジル人」はいつも当たる。
走って打つCF、クリスティアーノ。
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2017/12/30 11:30
走行距離=結果とは限らない。それでもクリスティアーノが残した数字は、柏への貢献度の高さを象徴する。
もし来季ACL出場権が転がり込んできたら……。
そんなクリスティアーノ、そして天皇杯準決勝で40mのスーパーロングシュートを決めたハモン・ロペス。この2人のブラジル人アタッカーが主力でいたからこそ、伊東純也のような俊足が生きるし、中村、中山雄太、中谷進之介といった面々は守備に注力できる。2人のブラジル人と有望な若手日本人が噛み合う。そして大谷秀和ら経験値の高い選手が屋台骨を支えたことが、リーグ4位という好成績につながった。
天皇杯準決勝は延長戦の末に横浜F・マリノスに敗れ、自力での来季ACL出場権獲得はならなかった。ただ元日の決勝でセレッソ大阪が勝利した場合、繰り上がりでプレーオフからの出場を手にする。
「柏から世界へ」とのスローガンがあるなど、柏はACLへの本気度がJリーグでも有数に高いクラブなのは広く知られている。だからこそ来季ACL出場権が転がり込み、アジアでもレイソルが輝くためには――。
「突き進めクリスティアーノ」。そう願うファンは多いはずだ。