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NumberWeb版2017年J1順位予想!
2強を追う存在、残留争いはどこ? 

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posted2017/02/24 08:00

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レオ・シルバら即戦力を加えた鹿島と、中長期的なスパンで長澤らを補強した浦和。2強の充実度は群を抜く。

「1シーズン制」という大前提で予想してみると……。

●細江克弥 サッカーライター

1位:ガンバ大阪
2位:浦和レッズ
3位:鹿島アントラーズ
4位:川崎フロンターレ
5位:セレッソ大阪
6位:ヴィッセル神戸
7位:柏レイソル
8位:サンフレッチェ広島
9位:FC東京
10位:ジュビロ磐田
11位:大宮アルディージャ
12位:清水エスパルス
13位:サガン鳥栖
14位:横浜F・マリノス
15位:ヴァンフォーレ甲府
16位:ベガルタ仙台
17位:北海道コンサドーレ札幌
18位:アルビレックス新潟

今季、最終局面でのアップセットは起こり得ない!

 昨季の予想は、自分でもびっくりするほど見事に当たった。1500文字のうち頭から80%は箸にも棒にもかからなかったのだが、最後の20%、記事の骨子となる最後の300文字だけがクリーンヒット。

 ありがたくも毎年担当させてもらっているこの記事、ハズれれば「当たるわけねーだろ」と悪態をつきたくなるのだが、たったの25%でも当たるとそこそこ嬉しい。だから「今年こそ100%!」の意気込みは、浦和と同じくらい強い。

 さて今季だが、まず、昨シーズンとは前提条件が大きく異なる。

 もちろんそれは優勝決定の方法が1シーズン制の純粋なリーグ戦に戻ったことで、つまり総合的かつ相対的な“強さ”を度外視した最終局面でのアップセットは起こり得ない。法制的なカオスから抜け出したことで、本気で優勝を狙う各チームのモチベーションは昨季よりぐっと高まるはず。「オレたちがチャンピオンだ!」「次こそオレたちだ!」「絶対に奪還する!」。優勝争いを予想するだけなら、外からでも察することができるそんな“本気度”だけで候補チームを絞ることができる。

 オフシーズンのメディア露出で注目の的となった磐田の名波浩監督は、「全体を3つのグループに分けるなら2番目に入りたい」と話した。つまり、優勝争いに絡む上位でも残留争いに巻き込まれる下位でもなく、中位。昨季は最後の最後まで残留争いに苦しんだから現実的と言えるが、その時点で優勝争いからは脱落。

 いつかのレスター・シティじゃなければ、中位を目指すチームの優勝はあり得ない。という具合に各チームの動向なり言動なり伝わってくるモチベーションから考察して、3グループのうち上位に入りそうなチームから“優勝候補”を4つに絞った。

 鹿島、浦和、川崎、G大阪。

 ここから先の予想は難しい。鹿島のテンションは最高潮。補強も素晴らしい。活きのいい若手も覇気のあるベテランもいる。しかし連覇は簡単じゃない。

 浦和のリベンジ欲は、ここで語るのを失礼に感じるほど巨大だ。チームはほぼ完成の域。ラファエル・シルバがどれだけ取れるか。それはむしろ不安材料だ。

 エースが去った川崎は未知数だが、個人的にはポジティブな変化にしか見えない。中村憲剛は個人賞で満腹になる人じゃない。小林悠はキャプテン職、家長昭博は環境がハマればもっと伸びる。

【次ページ】 G大阪は「アンカー遠藤」がハマれば不気味。

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