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ハリル、サウジ戦は武闘派に託す。
大迫、小林含めてゴリゴリの代表に。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byToshio Ninomiya
posted2016/11/04 19:00
1年4カ月ぶりの日本代表復帰を果たした大迫。ケルンでの好調は、必勝態勢のサウジアラビア戦でも見せつけられるか。
“武闘派”に変貌した小林祐希はハリル好みに?
デスク「6月のキリンカップ以来、招集がなかった小林が呼ばれたね。好調ヘーレンフェーンで先発に定着しているし、楽しみな存在。監督はトップ下を想定しているのかな?」
二宮「先のフェイエノールト戦では、4-3-3の左インサイドハーフとして守備で奮闘していました。体を相手より先に入れてファウルを取ったり、相手を手で押さえながらボールキープしたりとデュエルの部分ではかなりたくましくなった印象があります。中盤のいろんなポジションで使えるということも、選ばれた理由なのかなという気はしますね」
デスク「なるほど。小林も“武闘派”になってきたから、ハリル好みになってきたということか」
二宮「小林はパスでリズムもつくれますし、監督のなかではバランスを取ったメンバー構成なんだと思いますよ」
“ハンパなく”好調の大迫は絶対に使われるはず。
デスク「FWは7人。ケルンでレギュラーを張っている大迫がついに呼ばれたね。昨年6月のシンガポール戦以来だとか」
二宮「監督は『よりゴールに近づけるようになった』と得点に結びつく仕事をこなしていることを評価しています。個人的にですけど、ライプツィヒ戦(9月25日)のゴールは、相当なインパクトがありました。ペナルティーエリア内で相手を背負って味方からパスを呼び込んで、右足アウトサイドでトラップしてターン。角度のないところからニアに立っていたGKの上を打ち抜きました。技術、スピード、判断力がそろったまさに“ハンパない”一発でした」
デスク「ヘディングも強くて、高さもある」
二宮「守備もしっかりできますからね。高さという点ではセットプレーの守備を考えても、貴重な戦力になりそうです。ハリルホジッチ監督は途中からでも絶対に使ってくると思いますよ」