欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
盤石なのはフランスとイングランド。
EURO最新チーム状況を整理する。
text by
遠藤孝輔Kosuke Endo
photograph byPanoramiC/AFLO
posted2016/06/10 07:00
フランス代表の突破力を支える1トップ、オリビエ・ジルー。6月4日の国際親善試合スコットランド戦では2ゴールを記録。
予選無敗オーストリアの真価はいかに。
ここにきて真価が問われているのは予選を無敗で通過したオーストリア。3月のトルコ戦に続き、6月4日のオランダ戦でも黒星と、骨のある相手に結果を出せていない。同じことはスイス、アルバニア、アイスランド、ルーマニアにも当てはまる。'14年3月以来となるロシツキーのゴールなどで、6月1日のロシア戦で逆転勝利したチェコは、その4日後の韓国戦で1-2の敗北。安定感を欠いている。
開幕直前のチーム状態 ×(明らかに悪い)
ポーランド、アイルランド、ウェールズ、ロシア、ハンガリー
主力が軒並み健康体を維持しており、本大会での飛躍が期待されるポーランドは自慢の前線が機能していないのが大きな問題だ。6月1日のオランダ戦ではセットプレーからの1ゴール止まりで、6日のリトアニア戦ではネットを揺らせなかった。昨年11月のアイスランド戦を最後にゴールから遠ざかっているレバンドフスキの覚醒が待たれる。
ここのところ結果も内容も芳しくないのはアイルランド、ウェールズ、ロシア、ハンガリー。同じグループBに組み込まれているウェールズとロシアはともかく、アイルランドやハンガリーがベスト16に駒を進めれば、それこそ大きなサプライズとなる。