月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
プチ鹿島、10月のスポーツ新聞世相。
巨人監督人事をめぐる「空白の一日」。
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2015/11/04 16:15
秋季練習に合流した高橋由伸監督(中央)。江川氏有力説も飛び交ったが、高橋氏が現役を引退し監督に就任することが決まった。
「キヨシ、山田に熱血指導」
実はこの第3戦の朝(10月27日)、スポーツ新聞にはあるエピソードが載っていた。
「悩める山田に空港でキヨシ教室」(サンスポ)、「キヨシ、山田に熱血指導」(スポーツ報知)
第1、2戦の山田哲人の不振をみた中畑清が、移動中の空港でバッタリ山田に会い「もっときっちり振り切らないと。怖さがないぞ」「あのスイングにウチはやられたんだから」とアドバイスをしたのだ。
すると、その夜に3連発。凄いぞ中畑! キヨシ株もあがった夜だった。
私は翌日の第4戦を神宮で観戦したのだけど、トリプルスリーの山田哲人と柳田悠岐を1枚のチケットで観れる幸せを感じた。この日も熱戦で良い試合だった。
野球は金を賭けなくても面白いのだ。
以上、10月の「月刊スポーツ新聞時評」でした。