プレミアリーグの時間BACK NUMBER
プレミアの得点王に最も近い男は?
岡崎慎司はクラブ内では1番人気に。
text by
山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byAFLO
posted2015/08/14 10:40
FWとしてキャリアをスタートしたが、二列目や時にはセントラルミッドフィルダーまでもこなす“万能”ルーニー。得点に専念する今季はどれだけのゴールを生むことができるか。
ジェラードが去ったプレミアのアイコンとして。
そのプレミア過去2シーズンは、スティーブン・ジェラードとの別れが近付いていたリバプールが国民の注目を浴びた。一昨季は国をあげてリバプール優勝が望まれ、昨季のリバプール戦はどの会場もジェラードの「さよならツアー」のような雰囲気だった。
そして今季は、今夏に米国MLSへと去ったジェラードが弟分として可愛がっていたルーニーが、マンUエースの座に別れを告げるようなもの。実際のポジションが前線アウトサイドや中盤でも、貴重な国産の大物ストライカーとしてプレミア人気の一端を担ってきたルーニーだけに、マンUセンターFWとしての「ラストシーズン」に、自身初のリーグ得点王という花を咲かせるシナリオも悪くはない。