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FC東京が敵地欧州で示したJの“質”。
高橋秀人「もっとまわせたと思うくらい」 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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posted2015/08/10 10:40

FC東京が敵地欧州で示したJの“質”。高橋秀人「もっとまわせたと思うくらい」<Number Web> photograph by AFLO

FC東京は前半に2点を先制したものの、徐々に本来の動きを取り戻したフランクフルトが追いつき、後半で逆転した。しかし敵地で得た経験は大きな財産になるはずだ。

高橋「僕たちはアウェーまで来た」

 今年7月、川崎フロンターレが等々力でドルトムントと親善試合を行ない、0-6で敗れた。この試合に限れば、Jリーグとブンデスリーガのレベルには大きな隔たりがあるように思われた。

 しかしドルトムントは、2013年にCLのファイナリストになった、ヨーロッパでもトップクラスのクラブだ。彼らと比べれば差はあるが、ブンデスの中位クラスであれば差はかなり縮まってきている。FC東京は敵地でそれを証明した。

 フロンターレの話題になると、高橋は少し語気を強めた。

「フロンターレは等々力で試合をしましたが、僕たちはアウェーまで来た。選手にとってもクラブにとっても、価値ある一歩になるはずです」

 過小評価もせず、過大評価もせず。敵地で力試しをする機会を増やせば、これからもさらに差を縮めて行けるはずだ。

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