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Jでついに芽を出し始めたU-22世代。
前田、浅野、喜田に続くのは誰か。 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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posted2015/07/07 10:50

Jでついに芽を出し始めたU-22世代。前田、浅野、喜田に続くのは誰か。<Number Web> photograph by AFLO

J2からJ1への「ステップアップ移籍」を果たした前田直輝。山雅でも出場機会をがっちり確保しており、ドリブルから決定力まで兼ね備え、フィニッシャーとしての期待も大きい。

 2015シーズンも気がつけばもう折り返し地点。7月8日の水曜日にはJ2の後半戦が、11日の土曜日にはJ1の第2ステージがスタートする。

 優勝争い、J1昇格争いも気になるが、個人的に注目したいのが、U-22世代('93年生まれ以降)の台頭だ。半年後に迫ったリオ五輪アジア最終予選への出場資格を持つ選手たちが2015年の下半期、所属クラブでプレー機会をどれだけ増やせるか。

 Jリーグで試合経験を積むことが大事――。何をいまさら、という話だが、数日前に、クラブでの成長が代表チームの戦力にダイレクトに反映された意義深いゲームを見せられたとあっては、がぜん注目したくなる。

今年に入って、クラブで出場機会を増やした選手たち。

 7月1日のU-22コスタリカ代表戦。U-22日本代表は――相手が一部の主力を欠いていたにせよ――これまでのベストと言える試合内容で中米の雄に2-0で勝利した。

 カットインからの左足でコスタリカ守備陣を脅かした松本山雅のMF前田直輝。

 再三にわたってディフェンスラインの裏を突いたサンフレッチェ広島のFW浅野拓磨。

 球際で一歩も引かず、攻撃のサポートも利いていた横浜F・マリノスのMF喜田拓也。

 ドリブル突破からの絶妙クロスで先制点をお膳立てしたアビスパ福岡のDF亀川諒史。

 3ポジションをそつなくこなし、システム変更のキーマンとなったMF矢島慎也。

 彼らはみな、2015シーズンの上半期に所属クラブで出場機会を増やしたことで自信を深め、コスタリカ戦での好パフォーマンスにつなげた選手たちだ。Jリーグにおける昨シーズンと今シーズン前半の出場記録を比較すると、こんな具合になる。

2014シーズン                      2015シーズン前半戦
前田直輝 東京V(J2) 26試合(1483分) 3得点 →  松本(J1) 16試合(949分) 2得点
浅野拓磨 広島(J1) 11試合(277分) 0得点  →  広島(J1) 15試合(555分) 3得点
喜田拓也 横浜(J1) 2試合(46分) 0得点   →  横浜(J1) 14試合(1060分) 0得点
亀川諒史 湘南(J2) 18試合(1051分) 1得点  →  福岡(J2) 17試合(1469分) 0得点
矢島慎也 浦和(J1) 0試合(0分) 0得点    →  岡山(J2) 17試合(986分) 4得点

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