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中村憲と大久保が翼と日向に!
『キャプテン翼』対談の舞台裏。

posted2015/06/29 16:30

 
中村憲と大久保が翼と日向に!『キャプテン翼』対談の舞台裏。<Number Web> photograph by Tadashi Shirasawa

人工芝の上で漫画『キャプテン翼』を読みながら対談は行なわれた。手前に見切れているのがライターの細江克弥氏。

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Number編集部

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Tadashi Shirasawa

NumberPLUS「スポーツマンガ最強論」で実現したスペシャル対談、
中村憲剛×大久保嘉人「翼とのつながりが、僕らを強くした」。
南葛SCのFW大空翼と、明和FCのFW日向小次郎になり切った2人は
一体何を話し合ったのか。対談冒頭から、意外な事実が明らかに!

「何それ、石崎君?」

「あ、森崎でしょ、それ!」

 撮影のため南葛SCのユニホームをまとった中村憲剛選手に、練習が終わって引き上げてきた川崎フロンターレの選手たちが次々に声をかけていく。さすが『キャプテン翼』のユニホームだ。殆どの選手が、これがどこのチームなのか、そして所属しているキャラクターが誰なのかを知っている。

「ちげーよ。翼だよ」

 中村選手が答える。そう、もちろん編集部としては、中村選手は石崎君でも森崎君でもなく、大空翼を想定してユニホームを着てもらっている。中盤のゲームメイカーとして活躍する姿は、翼に重なるところも多い。

「嘉人のは若島津じゃないよなぁ」「いやぁ日向君でしょー」

 中村選手と同じく撮影のため明和FCのユニホームをまとった大久保嘉人選手にも、チームメイトたちが話しかける。

大久保選手は、『キャプテン翼』のことをほとんど知らなかった。

「日向君っていうの? この選手?」

 大久保選手が答える。そう、もちろん編集部としては、大久保選手は日向小次郎を想定してユニホームを着てもらっている。ダイナミックでパワフルなミドルシュートは、日向のプレースタイルそのものだ。

 だが大久保選手は、『キャプテン翼』のことをほとんど知らなかった。チームメイトたちも「うそ! 本当に知らないの?」「逆にすげぇよ」とみな一様に驚いた顔を見せた。

【次ページ】 「反動蹴速迅砲」を成功させた2人だったが……。

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