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「誰も気づいてくれないんです」
黒田博樹が秘かに成し遂げた偉業。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byKosuke Mae
posted2015/05/22 11:30
黒田博樹の座右の銘「雪に耐えて梅花麗し」は、明治5年に西郷隆盛が作った漢詩の一節である。
「自分の野球が終わるときが来たら……」
「イニングというのは、3人をアウトにしなければ成立しませんから、やっぱり積み重ねかなと思います。単純計算で1万人近くをアウトにしているってことですから、そう考えると、どっと疲れてきますよね(笑)。
ただ、勝ち星ではなかなか大投手と呼ばれる人たちに追いつかなかったとしても、そこは自分の力で行ける部分だと思うんで。イニングをこなすというのは、怪我をせず、コンディションを整えて投げ続けるということ。自分の野球が終わるときが来たら、そこは自分でそれなりに評価できるところじゃないかなと思います」
「雪に耐えて梅花麗し」(寒い冬を耐え忍んだ梅の木ほど、華麗な花をつける)。黒田は高校時代から座右の銘とする漢詩の一節そのものの野球人生を歩んできた。日米通算登板イニング数最多記録はその一つの証である。そして今、彼は市民球場の時代から長い冬を過ごしてきたカープに「恩返しの花」を咲かせようとしているのだ。
チーム最年長となった黒田が、若い選手たちに伝えたいこと。
時を同じくしてカープに帰ってきた、新井貴浩に思うこと。
カープという球団だけが持っている価値って何?
その質問の答えに黒田が発した、ある一つの思い出とは。
本編「雪に耐えて梅花麗し」は、Number878号でお読みください。
時を同じくしてカープに帰ってきた、新井貴浩に思うこと。
カープという球団だけが持っている価値って何?
その質問の答えに黒田が発した、ある一つの思い出とは。
本編「雪に耐えて梅花麗し」は、Number878号でお読みください。