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久保&鈴木に、荒野、浅野、南野!
U-21、アジア遠征でタレント続出。

posted2014/12/23 10:40

 
久保&鈴木に、荒野、浅野、南野!U-21、アジア遠征でタレント続出。<Number Web> photograph by AFLO

ヤングボーイズでもコンスタントにゴールを奪い、U-21代表でも攻撃の中心に相応しい存在感を示した久保裕也。高校生時代から期待され続けてきた大器は開花の時を迎えている。

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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 リオ五輪出場を目ざすU-21日本代表が、価値ある経験を積んだ。12月11日から20日にかけて、タイ・バングラデシュへ遠征したのである。

 チームを率いる手倉森誠監督は、「予選の組み合わせも決まり、いよいよ戦いがスタートするという意識を選手たちに刷り込みたい」と話した。来年3月に行なわれるリオ五輪アジア1次予選を見据え、指揮官は新たな戦力を迎え入れた。スイス1部リーグのヤングボーイズに在籍する久保裕也が初招集され、U-19日本代表から南野拓実(セレッソ大阪)ら4選手が吸い上げられたのだ。

 3月27日から31日にかけて3試合を消化するアジア1次予選は、国際Aマッチデーのスケジュールと重なる。もちろん久保も招集可能だ。来るべき公式戦への助走として、このタイミングでチームに加えておく必要があった。

 遠征先にタイとバングラデシュを選んだのは、1次予選が開催されるマレーシアでの戦いを想定したものだ。高温多湿の環境に身体を慣らすために、バンコクではU-21タイ代表とのゲーム前日も2部練習を行なった。試合当日の午前中も、ホテル近くの公園でトレーニングをこなしている。

徒歩移動や外出など、環境に適応する準備も。

 チームの中心的存在である遠藤航(湘南ベルマーレ)は言う。

「もちろん試合は大事ですけど、どちらかと言うと1次予選に向けてという意味合いが大きいと思いますし、暑い環境で戦うことに慣れる、という意識はあります」

 宿泊先のホテルと練習場の移動は、チームバスに乗らずに徒歩での移動が認められた。練習以外の時間には外出も許可されている。

「国際大会では、ピッチ外の環境に慣れることも問われる。その国で生活することも感じてほしい」と手倉森監督は話し、「2日目の練習からは、バスを使わずに歩いて帰る選手も出てきたね」と笑顔を浮かべた。

【次ページ】 手倉森監督「自分で工夫できる選手じゃないと」

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