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智将マンチーニがインテルに復帰。
“緊縮体制”でも成績を残せるのか。 

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弓削高志

弓削高志Takashi Yuge

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posted2014/11/28 10:40

智将マンチーニがインテルに復帰。“緊縮体制”でも成績を残せるのか。<Number Web> photograph by AFLO

マンチーニ体制の初陣となったミラノダービーでは、史上初の日本人対決も実現した。

マンチーニ「3位を狙うことには慣れていない」

 長友佑都は再コンバートされた右サイドバックのポジションでダービーにフル出場し、MFオビのゴールに繋がる活躍を見せた。自身とチームの再出発に、表情は晴れ晴れとしている。

「監督は今まですごい選手たちばかり率いてきた人だから、要求も高いレベルにある。だけど、楽しく練習できているし、今日の試合もずっと楽しくできた」

 決定機を外したエースFWイカルディに、元ストライカーだったマンチーニは注文をつけたが、セリエA復帰初戦で新しいインテルの片鱗を見せられたことに安堵の笑みを浮かべた。

「チームはまだトップコンディションにないが、ゲームの出来には満足した」

 ダービーの前日会見では、屈託なく「(優勝争いではなく)3位を狙うことに慣れていないものだから、個人的に士気が上がらない(笑)」と言い放ったマンチーニ。初戦の後もマイペースを崩さない。

「たとえ100%の状態でなくても、できるだけ早く、できるだけ多く勝つ。順位表を見るのは1月だ」

 彼は、かつて豪語していた。

「楽しみながら、いいプレーをするチームが勝つのだ」

 甘いマスクの指揮官は、次節ローマ戦の後も同じセリフを吐けるだろうか。

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