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ブレーブスがたった20年で球場移転?
スポーツビジネスと地方行政の蜜月。 

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菊地慶剛

菊地慶剛Yoshitaka Kikuchi

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photograph byGetty Images

posted2014/06/16 10:30

ブレーブスがたった20年で球場移転?スポーツビジネスと地方行政の蜜月。<Number Web> photograph by Getty Images

ブレーブスの本拠地、「ターナー・フィールド」。かつて、1996年アトランタオリンピックのメイン競技場として利用された、アトランタの象徴的なスタジアムでもある。

熾烈な誘致運動の裏にあるビッグビジネス。

 結局、NBA理事会は前オーナーの売却案を退け、サクラメント市を支持し、市側の投資グループへ売却され、キングスは引き続きサクラメント市に留まることになった。

 もちろんサクラメント市もコブ郡同様に、投資グループに新アリーナ建設を含め多額の資金援助をすることで合意している。

 いうまでもなくプロスポーツチームは地元地域に大きな経済効果をもたらす。

 だからこそ地方行政の間で熾烈な誘致運動が繰り広げられている。日本のNPBでも本拠地移転は何度も経験しているが、ここまで積極的に地方行政が介入してきた例は少ないのではないだろうか。

 まさにアメリカのスポーツビジネス最前線をまざまざと見せつけられた思いだ。

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