メルマガNumberセレクションBACK NUMBER
内田、長谷部、清武、大迫……。
日本人ブンデスリーガー、W杯を語る。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byAFLO
posted2014/05/19 10:50
最終節のシャルケ戦で復帰し、予定外のフル出場となった長谷部誠。彼の回復状況にW杯での日本代表の浮沈がかかっている。
○●―――――――――――――――――――――――――――――――●○
【2】～ブンデスリーガ最終節／シャルケvs.ニュルンベルク（2）～
内田篤人「シャルケらしく、最後までもつれて。いいんじゃない？」
○●―――――――――――――――――――――――――――――――●○
続いて、出てきたのが内田。短くコメントを残した。
ADVERTISEMENT
――（3位が確定して）CL出場権がストレートで決まった。
「まあ、良かったんじゃないですか？」
――最後はしっかり勝って終わった。
「シャルケらしく、最後までもつれて。いいんじゃないですか？」
――シーズン終盤はケガを再発させないことが1つのテーマだった？
「そうっすね。トレーナーと話し合いながら、どういう風に練習していくかは決めていましたし、計画通りです」
――チームの練習にはまだ参加しないほうがいいと？
「（参加）しても間に合わなかったので、試合に。リハビリの方が練習キツいですし、マンツーマンでやっているから」
――予定通り調子があがってきていると？
「（経過は）いいと思います。色んなテストして、体力とかも落ちてないし、むしろいい感じなので」
僕は半分くらいサボっちゃいましたけど（笑）
――今季1年を振り返って。
「結果出たんで、いいんじゃないですか？ チームとしてね。僕は半分くらいサボっちゃいましたけど（笑）。チームとしても来年にもつながりますし、CL出るのと出ないとじゃ、お金も違ってきますし。大事だと思います」
――お金が入れば補強もできる。
「この世界にいりゃ、そんなこともしょっちゅうですからね。じゃ！」
○●―――――――――――――――――――――――――――――――●○
【3】～ブンデスリーガ最終節／シャルケvs.ニュルンベルク（3）～
長谷部誠「試合をすることによって、戻って来るものもある」
○●―――――――――――――――――――――――――――――――●○
長谷部の再手術からこの試合までの過程を記した記事が、NumberWebに掲載されている。
負傷のリスクより誠実さを貫いて――。長谷部誠、最終節で強行出場の裏側。
http://number.bunshun.jp/articles/-/820731
メルマガでは、この記事に収めることができなかった試合後すべてのやり取りを掲載する。
長谷部は抜きうちのドーピング検査の対象選手だったため、試合が終わってから1時間以上たってからMIXゾーンに姿を現した。
今は試合をやっていく時期なのかなというのは思いました。
――最終節出てどうですか？
「個人的にはシーズンの半分を怪我でチームの力になれなかったので、最後はどうにかして力になりたいと思っていました。だからこそ今日の結果は非常に
残念です」
――先発で出るという決断はいつした？
「決断は……今週ですね」
――行けるなという感覚はだいぶ前からあった？
「怪我に関しては難しいところがあって“行ける、行けない”というよりはリスクを冒すか冒さないかというところだったので、そういう意味では自分の中で今は勝負どころかなと思って出ました」
――実際出てみて、調子はどうでした？
「膝の方は問題なくやれたので良かったですけど、体のフィットネスなどはまだかなっていう感じはありますけどね」
――これからW杯までの1カ月はどのように仕上げていく？
「（この時点では）まだ発表されていないですし、とにかく今はこのチームのためにやってきていましたから、W杯というものは……。僕は4カ月くらい実戦をやっていない中、今日出場して、そこで選ばれるか選ばれないかというのは（ザッケローニ）監督次第なので。仕上げ方については明後日の発表の後に考えます」
