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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2013年重大ニュース! 【野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byGetty Images
posted2013/12/30 08:01
1999年のプロデビューから14年目。大学受験に失敗して失意の浪人生活を送ってきた19歳の“雑草魂”は、ついに世界の頂点にまで到達した。
侍ジャパン3連覇ならずも、選手は大健闘。
前2大会にはイチロー、松坂大輔らのメジャーリーガーも出場しましたが、今大会は国内組だけでチームを編成。監督選考も難航した末、山本浩二氏が就任するという、今ひとつ盛り上がりに欠けるまま、第3回WBCは開幕したのでありました。
●侍ジャパン、WBC3連覇への期待度は?
http://number.bunshun.jp/articles/-/345606/feedbacks
読者の意見は、「期待はしている」「期待できない」がほぼ50%ずつで拮抗。MLBが主導権を握るWBCという大会自体の意義にも疑問を投げかける声も目立ちました。
以前から言っているし思ってもいることではあるが、もう一度言う。この大会の在り方自体に問題があるのは否めないし(何故にメジャーリーグの資金稼ぎに加担する必要がある? 日本に限らないが…)、もっと言えば一度は選手会が拒否したのに何故に覆したのか? さまざまな事情があるのは承知しているつもりだけれど、やはり腑に落ちない…。(赤鯱と梟さん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/15055
日本は1次ラウンドでキューバで敗戦。2次ラウンド1回戦ではチャイニーズタイペイに苦しめられたものの、辛くも準決勝に進出。しかし、優勝候補のキューバと韓国が揃って予選で姿を消すという波乱も。前2大会とは様相の異なった準決勝で、日本はプエルトリコと対戦し、1-3で敗退してしまいました……。
●侍ジャパン、ベスト4という結果を評価する? しない?
http://number.bunshun.jp/articles/-/368784/feedbacks
前評判も悪く、期待値も低かった中、よく決勝ラウンドまで勝ち上がったと思う、本当に選手はよくやった。特に井端。彼がいなかったら、1次ラウンド敗退でもおかしくなかった。結局、ベスト4に勝ち上がったのは、選手のみの力である。「あの采配は良かったな」「あの継投は絶妙だな」というのが一切無いベスト4進出は珍しい。台湾戦の鳥谷のスチールは「行けたら行け」と曖昧だし、プエルトリコ戦のダブルスチールも「行けたら行け」。ダブルスチールを選手任せにするなんて聞いたことがない。また、コミッショナーも足を引っ張った。終始両足を引っ張っていた。マイナス面がこれほど多い中でのベスト4進出は、やっぱり選手は凄いと思う。(Dブライアンさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/15267
優勝できる可能性があった以上、ベスト4という「結果」を評価するのは難しいです。大激戦を繰り広げた台湾戦はWBC史に残る名勝負であったし、純粋な野球ファン以外も熱狂させたその戦いぶりは十分に評価できるものであるが、やはり「結果」という点に関しては不満を感じますし、その不満の原因はやはり監督の人選でベストを尽くせなかった点にあります。勝敗が懸かった場面で選手任せの采配をするしかできない山本監督には、チームの勝敗の責任を取るというプロの監督としての意識と矜持が欠けていたと言わざるを得ません。(rogerさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/15281
残念ながら日本の3連覇とはなりませんでしたが、“侍ジャパン”の健闘を称える意見がほとんど。山本監督の采配には批判が集中しましたが、選手たち、特に井端選手への賞賛は数多く寄せられました。