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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2013年重大ニュース! 【野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byGetty Images
posted2013/12/30 08:01
1999年のプロデビューから14年目。大学受験に失敗して失意の浪人生活を送ってきた19歳の“雑草魂”は、ついに世界の頂点にまで到達した。
規格外の二刀流ルーキーに注目が集まる。
日本ハムが一本釣りした高卒ルーキー、大谷翔平。160キロ越えのピッチング、レーザービームで走者を刺す肩の強さ、そして難しいボールも難なくはね返す打撃センス。どれをとっても一級品の才能を持つ大谷は、投手と野手の「二刀流」を目指し、大きな話題を呼びました。
●大谷翔平は、やはりこのまま二刀流でいくべきか!?
http://number.bunshun.jp/articles/-/358675/feedbacks
「プロはそんなに甘くない」、「前例がない」、と異口同音に大谷を評するプロ野球のレジェンド達。でもその言葉には、挑むことを許されなかった時代への「恨み」、若者のチャレンジを支えんとする現代社会への「嫉妬」、そしてそれに応えんと純真無垢に二刀流に挑む大谷への「激励」が込められていると思う。プロの世界に馴染んでくれば、「力の抜き方」が自然と身についてくるはず。それまでは挑戦のモチベーションを捨てないでほしい。頑張れ、大谷。(ryutaitさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/15214
大谷は野手と投手の両方で良い素材を持っている。その為どちらかに専念するのは非常にもったいない気がする。前例がないという声もあるが、大谷は二刀流で成功し、新しい歴史を作る第一人者だと思う。だから、彼の可能性を信じて見守ってあげて欲しい。必ず大谷は両方で成功し、日本プロ野球に新たな歴史を刻む若武者となることを私は信じます。(Gさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/15255
読者の意見は「二刀流」を後押しするものが半数を占めました。今シーズンの成績は、投手としては13試合に登板して3勝0敗、防御率4.23。打者としては.238、3本塁打、20打点に終わりましたが……。
●プロ野球、大谷翔平の1年目。投手、野手どちらにより魅力を感じた?
http://number.bunshun.jp/articles/-/712960/feedbacks
投手。打者としての素質があるのも認めるが、海を渡る気持ちがあるならば圧倒的に投手の方がいい。というのも、高身長から150キロ台後半の速球を投げられるというのは超一流になりえる天性の素質であり、体の柔らかさ、マウンドさばきなど申し分ないからだ。(わっきーさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/17298
野手。投手としても野手としても非常に能力が高いと思う。ただ、今の日本で投手としては他にも近い存在がいるし、出てくる。大型バッターの不足する日本においては、大谷は野手として非常に貴重な存在だ。基本は野手で、リリーフで投手兼任を目指してもらいたい。(tomoさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/17322
意見はきれいに真っ二つに分かれました。いずれにせよ大谷が規格外の才能を持っていることはたしか。来季も「二刀流」に挑戦することを表明していますが、投手としても野手としても、さらなる飛躍を期待したいものです。
さて、WBCに始まり、楽天の日本一で幕を閉じた今シーズンの野球界。2014年にはどんなドラマが待ち受けているのでしょうか? 来年も「言わせろ!ナンバー」で、みなさんの熱い声をお聞かせください!