ヤクルト好きの女子大生3人にインタビュースタート！

――率直にお伺いしますが、若い身空で何故こんなけったいなことを始められたのですか？

堀岡暦（以下暦）  「私たちは元々『pixiv』というインターネットのお絵描きサイトで投稿していた間柄だったんですけど、そこからツイッターで仲良くなり、昨年の5月に中心になっていたヤクルトの飯原選手ファンの方が上京してくるというので、10人くらいが集まって『飯原誉士を応援する集会』を神宮球場で開催したんですね。それが最初の出会いでした」

阿良田蓉（以下蓉）  「その集会の名が『誉士革命』というんですけど、そこで私と堀岡さんが同じ東京芸術大学の学生だということを知って」

――しかし集会名が革命戦士とは……公安にマークされてそうですね。新たな学生運動の類か何かですか？

吉川愛美（以下愛）  「違います。ヤスシ革命です。そこで出会った時、私は音大生だったんですけど、今年2人と同じ芸大の大学院の方に入学したので、それを機に3人で野球をテーマにした美術作品を作っていこうと『代打〇〇〇』としての活動をはじめたんです」

――しかしまたけったいなユニット名ですがどういう意味があるのでしょうか？

暦  「なんていうんでしょう。代打で出てくる選手のワクワク感ってあるじゃないですか。なのに『スリーボールかよ』みたいな」

蓉「『何かをやってくれるんじゃないか』という期待感」

――なんとなくわかりますが、ノースリーから打ちに出るぐらい難しい概念ですね。

蓉  「うーん、そうですね。想定する代打を飯原誉士としてみてください。いつも、“ただでは転ばない”というか、フルカウントまで粘るじゃないですか。せっかく代打で出てきても、結局フォアボールを選んで打たないことも多い。でも『何かをやってくれるんじゃないか』という期待感が持てる。そういう意味での代打スリーボール。つまり、最後までドキドキできるのが飯原誉士の魅力じゃないかと思うんです」

――ここでも誉士革命ですか。ということは三人とも飯原ファンなんですね？

蓉  「宮出さんです」

愛  「私はドアラから入って、似ている森野→浅尾→そして福地さんに辿り着きました」

暦  「ヤクルトも好きですけど……そもそも日ハムファンでして、ウルフと八木智哉が好きです」

――全員、引退かトレードでいなくなっちゃっているじゃないですか。

蓉  「そうなんです。残念なことに3人とも好きになった選手がその年に引退かトレードで出されてしまっているんです」

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